ジルコニア素子を採用した高性能O2センサ ジルコニア素子は300℃を越える温度下で酸素濃度の差によって起電力が発生する特性を持っています。
この特性を利用して、素子の内側と外側(大気と排出ガス)の酸素濃度差を検知し、理論空燃比に対して燃料が濃い(リッチ)、薄い(リーン)かをECUにフィードバックするのがジルコニアタイプセンサの特徴です。
全領域空燃比センサ 全領域空燃比センサは、理論空燃比に対して、どの程度リッチもしくはリーンであるかを検知できます。
したがって、ジルコニアO2センサよりも精密なエンジン制御が可能となります。
また、リーンバーン制御等の理論空燃比(λ=1)以外でのエンジン制御も可能になります。
また、従来の全領域空燃比サンサの特性をそのままに耐熱性、耐久性を向上させ、素子とヒータの一体構造により、早期活性(エンジンキーON後、5秒以内に作動開始)を実現した早期活性型全領域空燃比センサもあります。
ご注文時のお願い ●車種によりO2センサの適合及び必要本数が異なりますので、NTK適応表をご参照下さい。
●弊社にお問い合わせいただく場合には、車検証に記載されております情報をお知らせください。
取り扱い上の注意 ●このセンサを本来の目的以外には使用しないでください。
●弊社発行の適応表に記載されている正しい品番のセンサをお使いください。
●落下させたり、衝撃を与えると内部のセラミック素子が割れる恐れがありますので、ご注意ください。
●センサのネジ部分には焼き付き防止剤を塗布しております。
ゴミ等の付着防止のため、保護キャップはセンサを取り付ける直前に外してください。
●焼き付き防止剤が手などに付着した場合は、直ぐに水などで洗い流してください。
●本体に固定されているリード線をねじったり、曲げたりしないでください。
●センサを取り付ける際、インパクトレンチやソケットタイプのレンチは使用しないでください。
●センサの取り付けは、指先でねじ込み、レンチを使って、次の締め付けトルクを目安に締め付けてください。
・ネジ径18mm=約35〜45N・m(3.5〜4.5kgm) ●リード線やコネクタを排気マニホールドやその他の高温な部分には触れさせないでください。
●リード線はオリジナル同様に配線して、コネクタをしっかり取り付けてください。
●保管温度:常温で高温多湿を避けて保管してください。
●このセンサは補修用に製造された自動車専用の純正相当品で互換性を保証するものではありません。
●各自動車メーカーが定めた保証期間内に交換する場合は、お車の購入先にご相談ください。
注意! ●点検・交換・調整は必ずエンジンを止めて行ってください。
●改造車等に使用しますと正常に機能しない場合があります。
●製品の仕様・外観・サイズは改良のため予告なく変更することがあります。
●弊社発行の適応表に記載のない車両への取り付け等に発生した不具合につきましては、当社は一切責任を負いかねます。
●弊社発行の適応表に記載のある車種で年式・形式等の情報が一致しているものでも、特別仕様車等により説明書記載内容と異なる場合があります。
交換いただく前に、必ず現在お車に装着されている製品を合わせてご確認ください。
●本書の内容は2009年1月現在のものです。
内容については予告なく変更することがあります。
●製品の色合いは印刷のため、実際と異なる場合があります。
理想の空燃比を検知するNTK O2センサ O2センサとは 排出ガス中の有害物質(HC、CO、NOx)を削減するためには高度な制御が必要ですが、O2センサは排出ガスに含まれる酸素濃度を検知し、エンジン制御にフィードバックする重要な働きをしています。
NTK O2センサは燃料と空気の混合比(空燃比)が最適な理論空燃比「λ(ラムダ)=1 ※1 」となるように、排出ガス中の酸素濃度を検知し、ECU ※2 にフィードバックします。
ECUはO2センサからの信号により理論空燃比に対して燃料が濃い(リッチ)場合は燃料を薄く、薄い(リーン)場合は燃料を濃くすることにより、排出ガス中の有害物質を最も浄化する理論空燃比付近での制御を行います。
このようにNTK O2センサは排出ガス中の有害物質を削減する上で、重要な部品となっています。
※1 λ=1:空燃比(A/F)=約14.7 ※2 ECU:エンジン・コントロール・ユニット ※3 ウィンドゥ:排出ガスが最も浄化される目標値。
三元触媒が一番効率よく機能し、負担も少なく劣化も防止できる。
※三元触媒 排出ガス中の一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)の酸化と窒素酸化物(NOx)の還元を同時に行い、 無害な二酸化炭素(CO2)、水(H2O)、窒素(N2)に浄化する役割を持っています。
理論空燃比「λ=1」付近で最も有効に働きます。
(【図1】ウィンドウの部分) ご注文時のお願い ■車種によりO2センサーの適合及び必要本数が異なりますので、NTK適応表をご参照下さい。
■弊社にお問合せいただく場合には、車検証に記載されております情報をお知らせ下さい。